↑↑中央現役馬のみ↑↑

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プロフィール
浦河深之
浦河深之
読み方は「ウラカワ ミユキ」(♂)。静岡市生まれ、在住。1995年から一口馬主を始め、1997年初勝利。2006年重賞初優勝。2008年9月27日、初出走から12年目にしてJRA全競馬場での愛馬優勝を達成。2013年、通算40勝到達。2017年、通算50勝到達。2019年、通算60勝到達。2020年、春のクラシックに初出走。2022年、念願の口取り撮影初参加。2023年、通算70勝到達。ネットで知り合った一口馬主仲間とともに駿河軍団が誕生、ブログやメーリングリスト、オフ会などで競馬を楽しみ、情報交換や愛馬自慢をしています。
心の最強馬はメジロマックイーン、心のアイドル馬はナイスネイチャ。馬券下手。初代牝馬下手(2010年9月11日返上。現在は二代目)。2025年、年明け早々に体調を崩しダウン。更新ペースもダウン中。

現在の出資馬(JRA所属)
(2025/3/31)

グレアミラージュ
(8歳牡1勝・1勝クラス)
レディベル
(6歳牝3勝・3勝クラス)
〇地スペシャルナンバー
(6歳牡1勝・2勝クラス)
〇地スピアヘッド
(6歳牡1勝クラス中央未勝利・障害1勝オープン)
ビターゼノビア
(5歳牝2勝・2勝クラス)
クレセントウイング
(5歳せん1勝・1勝クラス)
アルマデオロ
(3歳牡・未勝利)
フェブルアーリア
(3歳牡・未勝利)
グレートセンス
(3歳牝・未勝利)


以下 未入厩馬・地方転籍馬

地方転籍馬
フォートポータル
(4歳せん・名古屋・今津博之厩舎)
ヴェルサイユドール
(3歳牝・ホッカイドウ・角川秀樹厩舎予定)


2歳馬
ローラズキャンディ
(父Gun runner、牝)
ベイビーシスター
(父ビッグアーサー、牝)
パーシヴァル
(父デクラレーションオブウォー、牡)
テンカムテキ
(父ナダル、牡)
ヴェルサイユシエル
(父コントレイル、牝)


引退した活躍馬
ビターエンダー
(牡13戦2勝
重賞2着1回リステッド1勝
3歳牡馬クラシック全出走)
主な勝ち鞍
プリンシパルステークス
(2020年、リステッド)

マンハッタンスカイ
(牡68戦7勝重賞1勝)
主な勝ち鞍
福島記念
(2008年、JPN3)
巴賞
(2009年、オープン)
函館競馬場グランドオープン記念
(2010年、オープン)

ソリッドプラチナム
(牝26戦3勝重賞1勝)
主な勝ち鞍
マーメイドステークス
(2006年、G3)

ゴールデンメイン
(せん26戦5勝
重賞2着1回3着1回)
主な勝ち鞍
御堂筋ステークス
(2004年、1600万下)
日本海ステークス
(2007年、1600万下)

通算成績1048戦75勝
(含む重賞68戦2勝、リステッド競走1勝、特別14勝、障害4勝)
2025年度成績9戦1勝
2024年度成績51戦1勝
2023年度成績66戦4勝
2022年度成績36戦2勝
2021年度成績43戦5勝
2020年度成績44戦2勝
2019年度成績59戦6勝
2018年度成績55戦4勝
2017年度成績55戦5勝
2016年度成績45戦2勝
2015年度成績23戦0勝
2014年度成績47戦1勝
2013年度成績46戦3勝
2012年度成績33戦3勝
2011年度成績41戦0勝
2010年度成績54戦4勝
2009年度成績54戦3勝
(2025年3月31日現在、
中央競馬のみ。)
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2024年12月20日

フェブルアーリア、初時計の評価は 【今週の2歳馬】

2歳アルマデオロはチャンピオンヒルズ。
先週の後半からは坂路入りを開始。現在は角馬場でほぐしたあと、ハロン18-17秒で1本乗っています。
徐々にペースを上げてきていますが、ここまでは至って順調。
馬体に傷んでいる箇所もなく、健康状態はすこぶる良好です。
この先も緩めずに調整して、帰厩の態勢を整えていく予定です。馬体重は500㎏。
「良くも悪くも変わりなしといったところですね。競馬を使ったわりにピリッとしてきません。
以前のようにおっとりとしていますね。
お兄さんのシュガークンも最初はこんな感じでしたし、奥手の血統なのかもしれません。
どこかでもう一段階成長してくれると思いますよ。
硬さや疲れはないので、このままじっくりと乗り込んでいきます」(担当者)



2歳フェブルアーリアは18日、CW(普通キャンター)
この中間、軽い熱発はありましたが次の日には落ち着いており大きな問題はありません。
飼い喰い、体調ともに大分戻ってきました。
「先週追い切ったあと、微熱が出てしまったんです。1日で治まってくれたので良かったんですが。
飼い喰いがちょっと細くなっていますし、テンションも少し高くなってきました。
まだ体力が足りないのかもしれません。
明日、もう1本時計を出してみて、また熱発するようであれば放牧に出すことも考えています」(中村先生)

19日、栗CW良  86.7 71.0 55.3 39.8 12.1
(まだ競走馬登録が完了していないため、数字以外の情報は上がっていませんが、
ヤマニンヒストリア・2歳、アラウズ・2歳と併せています)
僚馬2頭の併走を目標にスタート。1、2馬身ほど追走していきました。
道中はゆったりとした流れ。コーナー中間からじわっと外に並び掛けて直線へ。
ビシビシと一杯に追う相手に対し、ゴール前だけ軽く仕掛けてほぼ3頭横並びで入線しました。
全体の時計は速くありませんが、上がりは12秒1とまずまず。
まだ余力も感じられ、動きは悪くありませんでした。
このあと体調面に変化が出なければ良いのですが。問題ないようであれば、
このままコンスタントに負荷を掛け、デビューの態勢を整えていく予定です。
「動きはまずまずでしたね。コースで追うのはこれが1本目。そのことを考えれば上々でしょう。
悪くはありませんでした。問題はこのあと。体調を崩さなければ良いのですが…。
先週も楽に走っていたように見えて、熱発してしまいましたからね。
注意して様子を見ていきます」(中村先生)



2歳ヴェルサイユドールはチャンピオンヒルズ。
先週の半ばには坂路で4Fから58秒くらいで時計を出しています。
抑えると頭を上げがちですが、スッと行かせると問題ありません。
まっすぐ前を向いてきれいなフォームで走っていました。
スピード感があって動きは良好。このくらいであれば余裕たっぷりといったところです。
また、馬体重は470㎏と多少減っていますが、お腹のラインがゆったりして見栄えは良くなっています。
飼い葉はちゃんと食べており、これから更に良くなってくることでしょう。
なお、高柳大輔先生からは「早ければ年内に戻してくる。どんどん進めていくように」と指示されています。
今後はコンスタントに本数を重ねて態勢を整えていきます。
「明らかに馬が良くなりましたね。この馬なりに腹袋も出てきました。
時間があればコース入りを試すことも考えましたが、年内に戻る可能性があるようですからね。
下手にテンションが上がっても良くないですし、メニューは変えないことにしました。
現状、角馬場と坂路での時計で十分だと思いますよ」(担当者)




グレートセンスが今週デビューですが、
それ以外の2歳馬も今後に向けて虎視眈々です。

既にデビューしたアルマデオロですが、評価が下がることはありません。
一回使って、ぐっと成長してくるタイミングを待ちましょう。
早くも帰厩が視野に入っているヴェルサイユドール。
放牧先でも「馬がよくなった」との評価です。
年内帰厩、1月にはデビューとなるでしょうか。

フェブルアーリアは体質の弱さが気になるところですが、
追い切り内容自体は悪くはありませんでした。
この後、熱を出さないかどうか。
この馬も、どこかで壁Ⅱを乗り越えてもらわなくてはなりません。
この辺で一気に飛び越えてほしいところです。


  
Posted by 浦河深之 at 19:27Comments(0)休養馬・未出走馬在厩馬

2024年12月18日

全馬臨戦態勢 【今週の休養馬】

7歳グレアミラージュは小松トレーニングセンター
移動後はウォーキングマシーン運動でリフレッシュ。
獣医師の馬体チェックで特に問題なかったことから、騎乗調教を開始しています。
まずは軽めキャンターを3000mほど。歩様は気にならず、馬体に傷んでいるようなところも感じられませんでした。
少し楽をさせたことで疲れも取れてきたようで元気も良くなっています。
これなら心配はいらないでしょう。少しずつペースを上げ、帰厩の態勢を整えていく予定です。馬体重は467㎏。
「獣医さんに診てもらっていますが、心音も馬体にも異常はないとのこと。
疲れに関しても、そこまで大きなものではなさそうです。
いつ声が掛かっても良いようにしっかりと乗り込んでいきます」(担当者)



5歳レディベルはケイワンステーブル
いくらかトモに疲れが感じられたため、移動後すぐにショックウェーブ治療を行いました。
今週から騎乗調教を開始しており、現在は周回コースでハロン20秒ペースのキャンターを1600mほど乗った後、
坂路でハロン20秒ペースのキャンターを1本乗っています。
トモの疲れは取れており、動きはスムーズで、体調も良好です。
このまましっかり乗り込み、帰厩態勢を整えていきます。


5歳スピアヘッドは吉澤ステーブルEAST
徐々にペースを上げ、現在は周回コースでハロン20秒ペースのキャンターで調整しています。
動きは特に問題なく、背腰の疲れも順調に回復してきています。
球節など脚元にも異常は出ておらず、良い感じにペースアップできています。
このまましっかり乗り込み、帰厩態勢を整えていきます。


4歳ビターゼノビアは吉澤ステーブルEAST
引き続き、ハロン20秒ペースのキャンターで調整しています。
乗り込んできて若干カリカリする仕草が見られるようになり、体重はいくらか減ってきています。
キャンターの動き自体は問題なく、体調も良好です。
今後は気性面を慎重に確認しながら、調教負荷に強弱をつけて乗り込み、帰厩に備えていきます。


4歳クレセントウイングは吉澤ステーブルEAST
移動後はウォーキングマシーン運動で体調を整えてから騎乗調教を開始しており、
現在は角馬場でダクとハッキングを行っています。
若干左トモの踏ん張りが弱い感じがありますが、全体的に大きな異常はありません。
念のため左トモは注射等でケアしており、時間経過とともに疲れが取れてくるものと思われます。
様子を見ながら少しずつペースを上げ、徐々に状態を良化させていきます。





急に休養馬が増えてしまいましたが、全馬ともどこか痛いわけではなく、
次の目途が立っている馬ばかり。
レディベルは年明け中山、スピアヘッドは小倉、ビターゼノビアは2月東京。
グレアミラージュとクレセントウイングは番組次第。
どれも臨戦態勢であることには変わりありません。

12月の出走ラッシュで勝てなかったのは残念でしたが、
年明けラッシュ再びということで、新年いいスタートを切りたいです。




  
Posted by 浦河深之 at 18:06Comments(0)休養馬・未出走馬

2024年12月12日

全馬ゲート試験合格。いざデビューへGO!【今週の2歳馬】

2歳アルマデオロは7日、チャンピオンヒルズへ移動しました。
9日から騎乗調教を開始。現在は角馬場でダクやハッキングを乗っています。
歩様はスムーズで馬体に傷んでいるような箇所はありません。
入厩してからゲート試験、競馬と使ってきた疲れはなさそうです。
また、気持ちの面で落ち着きがあるのも好印象。これなら問題なく立ち上げていくことができるでしょう。
様子を見ながら運動量を増やし、徐々に帰厩の態勢を整えていく予定です。馬体重は499㎏。
「競馬を使った分もっと気が入るかと思ったんですけどね。最初だけ多少ハミを噛んでいるかなという程度。
良い意味でふわっとしています。いつも通り、落ち着きがありますよ。
もう少し体を増やしたい気持ちもあるので、まずは緩めずに乗りながらふっくらさせていきます。
具体的な予定が決まったら、ペースを上げていく予定です」(担当者)



2歳フェブルアーリアは6日、ゲート試験に合格しました。
11日、CW(普通キャンター)
ゲート試験後も順調。特に疲れた様子もなく、馬体に傷んでいる箇所もありません。
角馬場で入念に運動したあとCWコースを普通キャンターで1周しています。
「ゲート試験のあとも順調にきていますよ。
いろいろなことに大分慣れてきたようで、ここ最近は更に飼い喰いが良くなってきました。
明日は坂路で55秒を目標に追い切ってみます。
その動きを見て、競馬に向けて進めていくか放牧に出して再調整するか決めることになると思います」(助手)

12日、栗坂良  55.3 40.2 26.4 13.3
坂路、併せ馬で追い切りました。
(まだ競走馬登録が完了していないため、数字以外の情報は上がっていませんが、
ヤマニンヒストリア・2歳と併せています)
テンから行きっぷりは良好。僚馬と馬体を並べてグイグイと進んでいくと、最後まで手応え十分に併入してきました。
相手がビシビシと追っていたのに対し、本馬は持ったまま。まだまだ余裕はありそうです。
また、走ることに前向きなことは好印象。脚元や体調の問題もなく、まずは順調にペースをあげることができています。
このまま少しずつ負荷を強め、デビューの態勢を整えていきます。
「このくらいの時計であれば楽に動けていますね。
ゲート試験の時は少し足りない感じもありましたが、これなら進めていっても大丈夫かもしれません。
ひとまず在厩で競馬に向けて調整していきます。
このまま順調にいけば、年明けの2週目以降かなという気はしますね。
最初なので芝へ。コロンとした体形をしているので、距離はあまり長くない方が良いでしょう。
芝の1600mあたりを考えています」(中村先生)



2歳ヴェルサイユドールは6日、チャンピオンヒルズへ移動しました。
移動後は角馬場でフラットワークを行っています。
トレセンでゲート試験まで進めてきましたが、心身ともに疲れは感じられません。
以前よりも走りはスムーズになってきた印象を受けます。
まだ多少ハミ受けの難しいところはありますが、それも着実に良化。
経験を積んで成長してきたのかもしれません。
週末あたりからは坂路で時計を出していく予定ですが、
どこかのタイミングでコースにも入れてみることを検討しています。馬体重は474㎏。
「トレセンを経験したのはちょうど良いタイミングだったかもしれません。
角馬場ですごく乗りやすくなっているんです。
走り方を理解してきたことで脚元に掛かる負担も減ってきたんでしょう。
以前と違って右前の球節もすっきりしてきました。
それに馬体重も466㎏できて、数日間で474㎏まで増えましたからね。順調ですよ」(担当者)



2歳グレートセンスは11日、美南W良  66.9 52.3 37.9 12.4  G前仕掛け
新馬馬なりの内0.2秒追走0.4秒先着
横山琉人騎手が騎乗して、ウッドチップコースで併せ馬で追い切り。
テンは1馬身ほど追走し、終いは強めに追われ、しっかり伸びて2馬身ほど先着しました。
動きは更に良化しており、順調に状態が上がってきています。
今のところ、来週の中山(土)ダート1800・混でのデビューを予定しており、
更に追い切りを重ね、出走態勢を整えていきます。
「直線に向いてから右にモタれてしまい、抜け出した後は物見をして左に逃げるなど、
まだ幼い面が多々ありますが、動きは順調に良くなっていますよ。
追い切りを重ねてきて心身ともに苦しくなってきている感じがありますが、
なんとかここを乗り越えていってほしいですね」(横山琉人騎手)





フェブルアーリアがゲート試験に合格し、これで2歳全馬がゲート試験に合格しました。
アルマデオロとヴェルサイユドールは放牧中ですが、
どこかが悪いというわけではありません。
アルマデオロに続き、来週はグレートセンスが、年明けにはフェブルアーリアが
デビューを目標に調整されています。

期待のこの世代、なかなか思うようにいかない部分もありますが、
まずは1つ勝ってくれればその先は自ずと開けていきます。
3歳世代が1つも勝てず、フォートポータル待ちの状況もまだしばらくかかります。
古馬頼みの現状を打破すべく、2歳世代に頑張ってもらいましょう。



  
Posted by 浦河深之 at 18:36Comments(0)休養馬・未出走馬在厩馬

2024年11月26日

馬体重、なかなか増えないが・・・【今月の1歳出資馬】

ローラズライト23(父Gun runner、牝)はシュウジデイファーム。
現在は、場内の屋外のウッドチップコースでハッキングを3000m、
週1回はBTCの屋内のダートコースでハッキングを2400m乗った後、
ウッドチップの屋内坂路でハロン20秒を上限としたキャンターを1000m乗っています。
坂路調教を行うようになり、若干飼い葉を残すときもありましたが、現在はすぐに完食できるようになっています。
このままトレーニングを積み重ねることで、多少のことには影響されないような体力の強化に努めます。
現在の馬体重は420kg。


ボイルトウショウ23(父ビッグアーサー、牝)はシュウジデイファーム
現在は、場内の屋外のウッドチップコースでハッキングを3000m、
週1回はBTCの屋内のダートコースでハッキングを2400m乗った後、
ウッドチップの屋内坂路でハロン20秒を上限としたキャンターを1000m乗っています。
坂路の本数を重ねるにつれて、行きっぷりがどんどん良くなってきました。
動きにも力強さが出てきました。体力面においても余裕があるため、
本馬の状態に合わせて、調教の負荷を上げることを検討しています。
現在の馬体重は428kg。


センティフォリア23(父デクラレーションオブウォー、牡)は吉澤ステーブル
現在は、BTCの屋内の直線ウッドチップコースを主体にハロン22秒くらいのペースで1000m、
週2回はウッドチップの屋内坂路でハロン20秒を上限としたキャンターを1000m乗っています。
運動中にソワソワするところは、徐々に減ってきました。
前向きさが増し、走りっぷりにも変化が見られます。ここまでで着実な精神面の成長が窺えます。
このまま段階的に調教の負荷を上げることで、更なる良化に努めていきます。
現在の馬体重は456kg。


スズカグラーテ23(父ナダル、牡)は様似町軽種馬共同育成センター(BTC前)
現在は、BTCの屋外のダートトラックをハロン20秒くらいのペースで1600~2000m、
週2回はウッドチップの屋内坂路でハロン18秒を上限としたキャンターを1000m乗っています。
乗り進めていくうちに、段々腹回りが締まってきました。
動きにも軽さが出ています。また、運動後の息の戻りも早く、着実にスタミナ面の強化が表れています。
このまましっかり乗り込むことで、更なる馬体の良化や体力の強化に努めていきます。
現在の馬体重は470kg。


ウェイトゥヴェルサイユ23(父コントレイル、牝)はグランド牧場(ファンタストクラブ内)
引き続き、屋根付きのダートコースでハロン22秒くらいのキャンターを2800m、
日によってダートの屋根付き坂路でも乗っています。
先月使用していたコースよりも大きい馬場を使うようになった分、
より多くの馬と関わる機会が増えても、普段と変わらずどっしり構えて動くことができています。
初めて入った坂路でも同様でした。
今後は段階的に調教のペースを上げていき、年内に15-15を乗ることを当面の目標に進めていきます。
現在の馬体重は421kg。


(レポート内容は11/26現在)




各馬、大きなアクシデントのレポートはありませんでした。
ただ、馬体重が思ったほど増えてきません。
経験上、今の時期の馬体重がレースに行った時の体重に近いことが多く、
そうなると5頭中3頭が420キロ台という現状はちょっと気になります。
420キロ台でない2頭はいずれも牡馬ですから、
彼らももう少しあってもいい感じがします。
調教のペースもですが、成長の方もしっかり見ていただきたいです。。



  
Posted by 浦河深之 at 18:30Comments(0)休養馬・未出走馬

2024年11月20日

フェブルアーリア、もっと乗り込んで入厩態勢へ【今週の2歳未入厩馬】

2歳フェブルアーリアは宇治田原優駿ステーブル
先週末からは15-15を開始しています。
1本目ということもあってスッと反応できませんでしたが、最後までバテることなく駆け上がっていました。
徐々に体力が強化されてきたようです。また、負荷を強めてからも脚元が浮腫むことはありません。
カリカリすることもなく、気持ちの面で落ち着きがあるのも好印象。心身ともに順調に良化してきました。
これからはコンスタントに本数を重ねて、入厩の態勢を整えていく予定です。馬体重は490㎏。
「少しもたもたしていましたが、ちゃんと動けていましたね。特に問題はありませんでした。
本数を重ねていけば良くなってきそうですよ。先生ともよく相談しながら進めていきます」(担当者)



2歳ヴェルサイユドールはチャンピオンヒルズ
角馬場で入念にフラットワークを行い、週1回は坂路で時計を出しています。
先週は余力残しで54秒台。抑えずにスッと行かせると、きれいなフォームで走ることができています。
スピード感があってやはり良い動きをしていました。
また、フラットコースに入れなければ力むようなことはありません。順調にメニューを消化しています。
なお、検疫次第ではありますが、早ければ今週中に栗東トレセンに入厩する予定です。馬体重は468㎏。
「順調にきていますよ。角馬場中心ですが、トレセンに入っても対応できる体力はついていると思います。
これで毛艶や体つきがもうちょっと良くなってくれると良いのですが。
そのあたりなかなか変わってきませんね。刺激を与えることでどう出るか。
良い方向に向いてほしいですね」(担当者)





先週のレポート通り、ヴェルサイユドールは入厩することになりました。
今週中とのこと。
ただ、気性面での問題は解消されてないので、これが環境が替わってどうなるか。
高柳先生が期待されている通りにいい方向に出てくれるといいのですが。

一方、気性面では問題のないフェブルアーリアですが、
こちらは体力面での不安が。
なかなかうまくいかないものですね^^;
このペースではデビューは年を越してからになりそうです。
初戦からベストコンディションで臨めるよう、しっかり態勢を整えて
入厩してきてほしいです。

  
Posted by 浦河深之 at 18:15Comments(0)休養馬・未出走馬

2024年11月13日

ヴェルサイユドール、お試し入厩へ【今週の2歳未入厩馬】

2歳フェブルアーリアは宇治田原優駿ステーブル
引き続き、コースで普通キャンターを2000m、坂路をハロン18秒で1本乗っています。
順調に体力が強化されてきたようで、ここ最近は両前が浮腫むようなことはなくなってきました。
手応えも良くなっており、以前のように終いが甘くなることもありません。
トレーニングした分がしっかり反映されてきたようです。
週末からは15-15を始め、徐々にペースを上げていく予定です。馬体重は484㎏。
「今くらいのペースなら問題ないですね。坂路でもしっかり上れていますよ。
それに脚元の心配もありません。これなら15-15を始めても大丈夫でしょう。
オーバーワークにならないように注意して進めていきます」(担当者)



2歳ヴェルサイユドールはチャンピオンヒルズ
先週の水曜日にはコースにも入れています。抑えはしっかり利いていましたが、かなり力んでいた様子。
やはり我慢の利かないところは残っているようです。
そのあとは落ち着かせるように角馬場中心に調整。週1回は坂路に入れて時計を出しています。
サッと行かせた時の動きは良好。従来の調整法であれば特に気になるようなことはありません。
なお、現状を鑑みて高柳大輔先生とも相談した結果、
トレセンでどのようなリアクションを見せるか確認することになりました。
そう遠くないうちに入厩する見込みです。
具体的な指示が出るまでは、適度に負荷を掛けながら移動に備えていきます。
「軽めだと力が入り過ぎますね。そのあたり以前と大きな変化はありませんでした。
サッと行かせていれば大丈夫かもしれませんが、ゆっくりだと我慢し切れません。
なにかあるごとに頭を上げていたんです。
でも、口向きがしっかりした分、コントロールは利いていました。
そのあたりは前進だと思います。環境を変えてみて上がるのか下がるのか。
動けることは分かっていますからね。
入厩までは落ち着かせるように角馬場中心に乗り込んでいきます」(担当者)





ヴェルサイユドールはなかなか気性面で難しいところがあるようですが、
いったんお試しで入厩させる方向のようです。
走っていいとしても、軽めでカーっと来てしまうようではレースで力を発揮できません。
環境が替わって改善してくれるといいのですが。
期待馬だけに心配です。

一方、フェブルアーリアはマイペースで体力強化中。
仕上がりの早かった姉は結果を出せませんでしたが、
タイプの違う弟には、この血統の違う一面を見せてほしいです。


  
Posted by 浦河深之 at 18:08Comments(0)休養馬・未出走馬

2024年11月07日

グレアミラージュ、次は12月 【先々週の出走馬】

7歳グレアミラージュは前走後も脚元等異常はありません。
次走もダート短距離戦の予定ですが、
北村友一騎手のスケジュールに合わせて具体的なことを決めていきます。
「大分、もたれていましたね。かなりパワーがあるので、あの形になると修正するのは厳しいです。
まっすぐ走れば1勝クラスにいるような馬ではないんですが。
小牧(太騎手)さんも相当苦労していましたし、1、2回騎乗したくらいでは完全に癖を掴むのは難しいんでしょう。
少しでも良くなるように、一生懸命調整していきます」(助手)

6日、栗坂良  53.7 38.9 25.4 12.7 馬なり余力
坂路、単走で追い切りました。前走後の1本目でしたが、相変わらず元気一杯。
唸るような勢いで進んでいくと、そのまま抜群の手応えでゴールしてきました。
力強いフットワークで動きは良好。楽にこの時計が出るように体調は更に上向いているようです。
すこぶる順調といったところです。
なお、北村友一騎手が騎乗可能な関西圏のダート短距離戦は、12/7京都(土)ダート1200、
12/8中京(日)ダート1400までないとのこと。そこまで待機することが有力となっています。
「特に変わりはないですね。具合は良さそうですよ。
ただ、現時点で北村友一騎手は12月の2週目まで空いていないとのこと。
癖のある馬なので鞍上は固定したいですからね。
急に変更があれば別ですが、そこまで待つことになるかもしれません。
いつでもいけるように準備しておきます」(笹田先生)



5歳スピアヘッドは前走後も脚元等に大きな異常はなく、心身のリフレッシュのため、
10月29日、美浦トレセンから吉澤ステーブルEASTへ放牧に出ました。
今のところ、次走は11/30中山(土)「イルミネーションジャンプステークス」(芝3570)に出走させたい意向です。
「レース後はいくらか球節に張りがありましたが、それ以外は大きな異常はありませんでした。
このまま問題なければ、再来週あたりに戻して中山で出走させたいと考えています。
オープン競走で2走続けてまずまずの走りができましたし、
ここから更に経験を積んでいけば、勝利も近くなってくると思います。
騎手の感触からすると、中山でどのような走りをしてくれるか、期待が高まりますね」(菊川先生)

移動後はウォーキングマシーン運動のみで状態回復に努め、大きなダメージはなかったことから、
先週後半から騎乗調教を開始しています。
現在は角馬場でダクとハッキングを行っており、動きは特に問題なく、体調も良好です。
様子を見ながら徐々に負荷を強め、帰厩態勢を整えていきます。




先週記事にしませんでしたが、2頭ともレース後は異常なく一安心。
スピアヘッドは中山の特別に向かう予定とのこと。
新潟から舞台が替わってどうかですが、
いい状態でレースに向かってほしいです。

グレアミラージュは北村友一騎手の予定に合わせて、
次走は12月となる予定です。
ジョッキーを固定するのはいいとは思うのですが、
ちょっと時間が空いてしまうのは気になります。
馬がいい状態の時に使ってあげたいと思うんですけどね。

  
Posted by 浦河深之 at 18:12Comments(0)休養馬・未出走馬在厩馬

2024年11月06日

あと2頭、次はどっち?【今週の2歳未入厩馬+1】

2歳グレートセンスは 美浦トレセン
横山琉人騎手が騎乗して、坂路でハロン18~19秒ペースのキャンターを乗った後、ゲート練習を行いました。
まずは入りや駐立を確認しましたが、特に問題はなく、そのまま発馬練習へと移行。
前扉を機械的に開けて発馬し、1歩目はモゾモゾとした動きで出がいまひとつでしたが、
まっすぐに出ており、出てからのダッシュもまずまずでした。
ここから更に練習を重ね、鋭くスタートできるように発馬を良化させていきます。
「環境が変わっても、どっしり落ち着いており、良い雰囲気で調教を行えています。
蹄を気にする様子はなく、キャンターの動きも問題なかったですよ。
ゲートに関しては、入りや駐立は概ね問題なく、
発馬はまだ反応が鈍かったですが、悪くない内容でしたね。
これから繰り返し練習を重ねていけば、それほど時間が掛からず、
ゲート試験に合格できると思います」(相沢先生)



2歳フェブルアーリアは宇治田原優駿ステーブル
先週同様にコースで普通キャンターを2000m、坂路をハロン18秒で1本乗っています。
朝は両前が浮腫み気味ですが、運動すればスッと引く程度。
まだこれ以上のペースアップは厳しい感もありますが、この馬なりに徐々に内面から強くなってきています。
それ以外で特に気になるところはありません。
飼い喰いや体調は良好で、馬体重は483㎏と順調に増えてきました。
当面は基礎体力の強化を念頭に置いてじっくりと進めていく予定です。
「脚元に関しては日ごとに良くなってきています。
まだ時計を入れるのは早いかもしれませんが、これなら少しずつ内容を詰めていっても良いかもしれません。
まずは体力強化が肝心。馬に合わせて進めていきます」(担当者)



2歳ヴェルサイユドールはチャンピオンヒルズ
先週は台風の影響もあって馬場状態が悪化していたため、
時計は入れずに角馬場中心にじっくりと乗り込みました。
強い負荷を掛けなかったことも良かったのか、ここ最近は随分と落ち着きが出てきています。
我慢させても気持ちが高ぶるようなことはありません。
ハミの受け方、体の使い方ともに更に良化してきました。
時間を掛けて教えてきたことが実を結んできた印象です。
6日からはコース入りを再開し、問題ないようであれば徐々に元のメニューに戻していく予定です。
馬体重は468㎏。
「角馬場での動きが以前よりスムーズになってきました。
ここ1週間ですごく良くなっているんです。雰囲気は明らかに良いですからね。
このタイミングでコースに入れてみることにしました。
動くことは分かっているし、スピードに乗ってしまえば問題ありません。
同じように落ち着いて走れると良いのですが。そこだけですね」(担当者)





グレートセンスが入荷し、未入厩はあと2頭。
ヴェルサイユドールは今日からの馬場入りで順調そうならば
入厩がぐっと近づくでしょう。
今月中入厩、ゲート試験まで順調にいけば
年明けくらいにはデビューできるでしょうか。

一方、フェブルアーリアはなかなかトーンが上がってきません。
焦る時期ではないとはいえ、デビューが遅くなればなるほど
未勝利戦のチャンスが減るのは変わりありません。
だいぶ涼しくなってきました。
そのあたりをきっかけに一気に前進してほしいところです。

先週入厩したグレートセンスはゲート練習を開始。
まずはこれが目標とのことなので、あまり負担がかからな形での
合格を目指して欲しいです。
  
Posted by 浦河深之 at 18:36Comments(0)休養馬・未出走馬

2024年10月31日

2頭目の入厩は?【今週の2歳未入厩馬】

2歳フェブルアーリアは宇治田原優駿ステーブル
引き続き、コースで普通キャンターを2000m、坂路をハロン18秒で1本乗っています。
少しずつ体力もついてきたようで両前の浮腫みも取れてきました。
飼い喰いや体調は良好で、あとは時間の問題ではないでしょうか。
もうしばらくは基礎の強化を図るようにじっくりと調整していく予定です。
馬体重は474㎏。
「脚元は水冷などでしっかりケアしています。少しずつ浮腫みは取れてきました。
無理させないように乗り込んで体力を強化していこうと思います」(担当者)



2歳ヴェルサイユドールはチャンピオンヒルズ
通常のメニューは角馬場で入念にフラットワーク。週1回は坂路に入れて時計を出しています。
先週の水曜日には道中で少し我慢をさせてみましたが、
ここまでじっくりと教えてきた効果かハミ受けを嫌うようなことはありませんでした。
ラスト1Fだけスッと伸ばして55秒台。もう動けることは分かっており、
ためが利くようになってきたのは良い傾向でしょう。着実に工夫してきた効果は表れています。
もうしばらくはいろいろなことの矯正に重点を置いて調整していく予定です。
「先週はケンカしないところでためるだけためて我慢させる練習をしました。
55秒ならひとまず大丈夫ですね。やりたいことはやれていますよ。
あと中間には口向きを矯正する効果のあるハミも試しています。
普通のものに比べると、下に受けやすくなっていました。
これもきっかけのひとつになってくれると良いですね」(担当者)



2歳グレートセンスは吉澤ステーブルEAST
引き続き体調は安定しており、先週末から騎乗調教を開始しています。
現在は周回コースでハロン20秒ペースのキャンターで調整しており、
動きはスムーズで、馬体にも異常は出ていません。
先週末に蹄鉄の打ち替えを行っており、左前の蟻洞は悪化しておらず、
少しずつ削蹄を進めて蟻洞箇所をカットできています。
様子を見ながら更にペースを上げ、入厩態勢を整えていきます。




まだ2頭目の入厩への動きはないですが、
それぞれに課題を徐々に克服しながら前進しています。

この世代は関東馬が1頭、グレートセンスだけなので、
応援や口取り応募という意味ではこの馬が
入厩してくれるのが本当に待ち遠しいです。
とはいっても、東京開催はもう1か月しか残っていないので、
来年のお楽しみ、という事にはなってしまいますが。

妹にも出資しているヴェルサイユドール。
こちらは、念入りに矯正されながら入厩態勢を整えています。
ここで時間をかけた分は、きっとあとあとでいい方向に出るでしょう。

フェブルアーリアは体力強化中。
サートゥルナーリア産駒は牝馬の活躍が目立ちますが、
牡馬でも走るところを見せてもらいましょう。


  
Posted by 浦河深之 at 18:18Comments(0)休養馬・未出走馬

2024年10月29日

天高く馬肥える秋・・・?【今月の1歳出資馬】

ローラズライト23(父Gun runner、牝)は20日にシュウジデイファームに移動しました。
新しい環境に十分慣れさせた上で馴致を行い、乗り馴らしまで難なく終えることができました。
現在は、場内の屋外のウッドチップコースでハッキングを2000m、
週1回はBTCの様々なコースをスクーリング程度に乗っています。
普段はおっとりしていますが、気持ちの切り替えが上手なタイプのようで、
人が跨るとスイッチが入り、非常に前向きな走りをしています。
この競馬向きの気性を、良い方向に伸ばしていけるよう努めます。現在の馬体重は430kg。


ボイルトウショウ23(父ビッグアーサー、牝)はシュウジデイファーム
現在は、場内の屋外のウッドチップコースでハッキングを3000m、
週1回はBTCの様々なコースを使いハッキングを乗っています。
馬場での乗り運動を重ねていくうちに、ピリピリした面を見せるようになってきました。
しかし、BTCに通うようになってからは、徐々にそのような面は見られなくなっています。
新たな経験が、メンタルに良い効果をもたらしているのでしょう。
このまま精神面をより確かなものにできるよう努めていきます。現在の馬体重は413kg。


センティフォリア23(父デクラレーションオブウォー、牡)は吉澤ステーブル
現在は、BTCの屋内の直線ウッドチップコースを主体にハロン25秒くらいのペースで1000m、
週1回はウッドチップの屋内坂路でハロン22秒を上限としたキャンターを1000m乗っています。
BTCで調教を行うようになってから、ソワソワすることもありますが、
この時期の育成馬にはよくある程度のもの。
理解力の高い本馬なら、すぐに慣れるでしょう。馬体は背丈と胴が伸び、フレームが大きくなっています。
このまま心身の成長を促していきます。現在の馬体重は441kg。


スズカグラーテ23(父ナダル、牡)は様似町軽種馬共同育成センター(BTC前)
この中間にBTC前の厩舎に移動し、現在は屋外のダートトラックをハロン23秒くらいのペースで1600~2000m、
週2回はウッドチップの屋内坂路でハロン20秒を上限としたキャンターを1000m乗っています。
心身のリフレッシュに努めてきたことで、先月よりも動きが溌剌としています。
また、騎乗者の扶助に対して素早く反応しています。
その一方で腹回りに余裕が感じられるため、しっかり乗り込み、馬体を引き締めていきます。
現在の馬体重は460kg。


ウェイトゥヴェルサイユ23(父コントレイル、牝)はグランド牧場(ファンタストクラブ内)
小回りの屋根付きのダートコースを使った複数頭で縦隊を組んだ乗り運動では、
周囲を気にすることなくスムーズに動けていました。
また、屋内の角馬場での集団調教、1周800mの屋根付きのダートコースに調教の場を移しても、
全く動じる様子は見られません。
勿論、1頭で乗り運動を行っていた時も、寂しがるようなことは一切ありませんでした。
今後は段階的にキャンターのペースを上げ、基礎体力の強化に努めていきます。
現在の馬体重は426kg。


(レポート内容は10/29現在)



今回のレポートでも大きな異常の報告はなく一安心。
ただ、全体的に馬体の成長が緩やかな気がします。
募集時に馬体重が公表されるようになったことで、
その辺んは気をつけてある程度の成長が見込める馬にしか
出資していないはずだったのですが、
今月公開された馬体重は思ったほどではない馬がちらほら。
あれ?こんな感じだったっけ?

夏の暑い時期が長かったこともあり、まだようやく秋の気配が見えてきた段階なので
文字通り「馬肥ゆる」秋はこれからということなのかもしれません。
しっかり食べてしっかり運動して、心身ともに成長してくれることを期待しています。


  
Posted by 浦河深之 at 18:34Comments(0)休養馬・未出走馬

2024年10月25日

スペシャルナンバー、上がり最速も・・・【先週・今週の出走馬】

5歳スペシャルナンバーは先週土曜日京都12レース、3歳上2勝クラスに出走し3着でした。
「直線を向いた時は届くかと思ったんですけどね。
最後の最後で右にもたれてしまいました。
硬さはないんですが、使ってきたことでちょっと疲れがあったのかもしれません。
それにこんな馬場だと前も止まらないですからね。あと内枠もほしかったです。
大外の分、下げていく時にロスもありました。
でも、控えていけばしっかり伸びてくれます。すっかり安定しましたね。
展開かメンバー次第のところはありますが、十分チャンスはありますよ」(西村淳也騎手)

レース後も脚元等異常はありません。
なお、使い込んできたこともあり、このあとは短期放牧に出してリフレッシュを図ることになりました。
23日、栗東トレセンからドラゴンファームへ移動しています。
次走は未定で回復具合を見ながら検討していきます。
「良い手応えだったので直線を向いた時は勝ったと思ったくらいです。
大分右にもたれていたようですし、目に見えない疲れがあったのかもしれませんね。
歩様の硬さはないんですが…。それでも大きく崩れないように馬が成長してきています。
権利は取ってくれましたが、無理せずひと息入れることにしました。
年内か年明けか状態を見ながら考えていきます」(西村先生)



7歳グレアミラージュは23日、栗坂良  53.8 39.0 25.2 12.6 馬なり余力
坂路、単走で追い切りました。いつものように首を左に曲げていましたが、そこまで振り回すというほどではありません。
本馬としては許容範囲内のもの。グイグイと駆け上がっていくと、最後まで力強い脚でゴールしました。
動き、時計ともに上々。休養明けをひと叩きして具合は更に良くなってきたようです。
なお、ジョッキーの兼ね合いから今週の京都(日)ダート1200・混に出走することになりました。
「変わりないですね。助手も『前が壁になったこともあって、ちゃんと走れていた』と話していましたよ。
叩いた上積みはありそうですね。
当初は来週あたりのつもりでいましたが、そこだと北村友一騎手に先約があるとのこと。
癖のある馬なのでジョッキーは固定したいですからね。
今週なら乗れるそうなので、日曜日のダート1200mに向かうことにしました。
テンには置かれるかもしれませんが、距離が短くなる分切れる脚を使ってくれますからね。
前進を期待しています」(笹田先生)

日曜日京都8レース、3歳上1勝クラスに58lキロ北村友一騎手で出走します。


5歳スピアヘッドは23日、美南W良  82.6 66.4 51.8 37.6 11.9  強めに追う
古馬1勝馬なりの内0.9秒追走同入
石神深一騎手が騎乗して、ウッドチップコースで併せ馬で追い切り。
テンは4馬身ほど追走し、終いはムチが入って強めに追われ、しっかり伸びて併入しました。
先週よりも動きは良化しており、力を発揮できる状態に仕上がっています。
「今日はレースではなく調教だと分かっていたようで、フワフワした感じで本気で走っていませんでしたね。
それでも、追ってからはしっかり伸びてくれましたし、動き自体は良かったですよ。
これまでのレース映像を見る限り、レースでは真面目に走っているようなので、
今日のところはこれで問題ないのではないかと思います。
飛越は上手ですし、終いの脚もしっかりしているので、良い走りができると思います」(石神深一騎手)

土曜日新潟1レース、3歳以上障害オープンに60キロ石神深一騎手で出走します。



スペシャルナンバーはレース後も異常なく一安心。
終いはメンバー中最速の脚を使っているのですが、
勝ち馬と同じでは位置取りの差で負けてしまいます。
もう一段前で競馬するか、もう一段の鬼脚を使うか。
ただ、すぐそこまで優勝は来ています。

今週はクレセントウイングスライドで2頭出し。
土曜日は新潟にスピアヘッド。
満を持しての登場です。
ここを勝っていきなり年末は厳しいか^^;
ユニオンからもう一頭、スマッシャーも出走します。
前走でこのクラス、馬券に絡んでいるのはこのユニオンの2頭だけ。
もしかしたらワンツーあるかな?
あっても「ワン」は譲りたくないな(笑)
黒の帽子に注目です。

日曜日はグレアミラージュ。
僕のあまり気が進まない「予定の前倒し」ですが、
北村友一騎手の都合ということでは仕方ありません。
今度こそ息を合わせられるかな?
期待しています。

  
Posted by 浦河深之 at 18:06Comments(0)休養馬・未出走馬在厩馬

2024年10月23日

フェブルアーリア、まだ体力が・・・・【今週の2歳未入厩馬】

2歳フェブルアーリアは宇治田原優駿ステーブル
コースで普通キャンターを2000m、坂路をハロン18秒で1本乗っています。
徐々にペースを上げてきましたが、ここ最近は両前が浮腫みがちになってきたのは気になるところ。
痛みや熱感等はなく、体力的に少し足らないことが影響しているようです。
獣医師の見解も
「この時期の2歳馬特有のもの。治療をする必要はない。乗り越えてもらわないと」
とのこと。まだまだ鍛えていく必要がありそうです。
当面はじっくりと調整して基礎の強化を促していく予定です。馬体重は473㎏。
「ハロン18秒まで上げてきましたが、最後はしんどそうに走っていますからね。まだ体力が足らないようです。
浮腫みは疲れからきているのでしょう。もう少し、このくらいのペースで乗り込んだ方が良さそうですね。
でも、体つきは良くなってきました。筋力も徐々についてきましたよ」(担当者)



2歳ヴェルサイユドールはチャンピオンヒルズ
引き続き、週1回は坂路で時計を出しながら、角馬場で入念にフラットワークを行っています。
まだ若干左のハミが利きづらい感はありますが、以前に比べれば口向きはグッと良化。
ゆったりとしたペースで屈撓させてもしっかり我慢できています。
いくらか右にもたれ気味に走る傾向があり、このあたりが改善されてきたら更に良くなってくることでしょう。
脚捌きは軽快で4Fから52秒くらいであれば手応え十分に上がってきます。
能力は秘めていると思われ、それだけに今基本的なことをつくっておくことは先々プラスに働くのではないでしょうか。
今後も状態を見ながらメニューを組み、入厩の態勢を整えていく予定です。馬体重は464㎏。
「大分、良くなってきましたね。1頭でも落ち着いて調教できることは助かります。
あとは乗りながらもうひと回り体を大きくできたら。まだお腹のラインがすっきり映ります。
480㎏くらいまで増やしたいですね。
動けることは分かっているので、どこかのタイミングを見てコースにも入れていきたいと考えています」(担当者)



2歳グレートセンスは今後の調教は美浦トレセン近郊の育成場で行うことになり、
16日、吉澤ステーブル本場を出発し、17日、吉澤ステーブルEASTに到着しました。
移動後、若干体温が高くなったため、治療して舎飼いにして静養しました。
熱発は思いのほか長引き、土曜日まで続きましたが、
ようやく日曜日から平熱に戻り、現在はウォーキングマシーン運動で体調を整えています。
様子を見ながら騎乗調教を開始し、入厩態勢を整えていきます。
21日計測の馬体重は504kg。





まだ入厩していない2歳馬3頭も、ようやく全馬本州まではたどり着きました。
各馬それぞれに課題を抱えていて、
中でもフェブルアーリアはいきなり体力不足を指摘されてしまいました。
北海道では14-14まで問題なくこなしていましたので、
本質的なものではないと思いますが、気になります。

グレートセンスは移動後熱発。
ヴェルサイユドールは気性面での成長が待たれます。
アルマデオロはデビューに向けて順調に仕上がってきています。
この3頭も後に続いてほしいです。



  
Posted by 浦河深之 at 18:06Comments(0)休養馬・未出走馬

2024年10月16日

フェブルアーリア、本州生活順調にスタート【今週の2歳未入厩馬】

2歳フェブルアーリアは宇治田原優駿ステーブル
先週一杯は疲労回復を目的にウォーキングマシーン運動で調整。15日からは騎乗調教を開始しています。
メニューは普通キャンターでコースを2000mと坂路を1本。このくらいであれば問題なくこなしていました。
16日からはハロン18秒にペースを上げ、徐々に負荷を強めていく予定です。
なお、環境の変化に戸惑うこともなく、飼い喰いや体調も良好。
無事に新天地でスタートを切っています。馬体重は469㎏。
「今のところ問題はなさそうですね。
ハロン18秒にペースを上げてどうかですが、この感じなら特に心配はしていません。
進めていけると思いますよ」(担当者)



2歳ヴェルサイユドールはチャンピオンヒルズ
普段は角馬場で入念にフラットワークを行い、週1回は坂路で時計を出しています。
この中間は馬なりで55秒台。ここまでじっくりと教え込んできた甲斐もあり、
サッと行かせる分にはハミ受けの難しいところを見せることはありません。
まだ体の使い方に良化の余地はありますが、以前のように手先だけで走るようなことはなくなってきています。
再び負荷を強めても馬体重は460㎏台半ばを推移。
少しずつ力みが取れてきたことで無駄に消耗することもなくなってきたのでしょう。
気配は着実に上向いてきました。この先も気持ちの面を重視しながら調整し、いろいろな点の改善を図っていく予定です。
「大きな変化はありませんが、雰囲気は良くなってきましたね。
気持ちが高ぶるとハミに反抗しますが、リラックスしていれば問題ありません。
坂路でリズム重視で行かせた時などはバネが利いて良い走りをしていますよ。
角馬場では体の使い方も徐々に良くなってきました。あとはコースに出た時に辛抱できるか。
このあとも慎重に進めていきます」(担当者)



2歳グレートセンスは吉澤ステーブル
引き続き、BTCの様々なコースでハッキングを乗った後、
ウッドチップの屋内坂路でハロン18秒を上限としたキャンターを1000m乗っています。
先週末には坂路の終いを強めに乗り、出だしは前肢の捌きに硬さが感じられましたが、
徐々に硬さは抜け、後半はしっかりと四肢を伸ばしたフォームでフィニッシュしています。
また、調教後も変わらず蹄の状態に問題は出ていません。
今後は坂路の終い2ハロンを15-15で乗る予定です。





先週本州に上陸のフェブルアーリアは無事に立ち上がったようです。
ここから負荷を高めて入厩に備えます。
年内デビューにはここから立ち止まることはできません。

グレートセンスの蟻洞は概ね問題なさそうです。
まずは本州に向けてペースアップです。

ヴェルサイユドールは気性面に問題が出始めていて、
これが後から足を引っ張る可能性があります。
今のうちにできるだけ矯正しておきたいです。
闘争心の強さをレースでいい方に向けられたらいいのですが。

  
Posted by 浦河深之 at 18:15Comments(0)休養馬・未出走馬在厩馬

2024年10月10日

来週、再来週と続々出走予定【今週の5歳馬】

5歳スピアヘッドは4日、吉澤ステーブルEASTから美浦トレセンに帰厩しました。
9日、美南W不  73.0 56.4 40.8 13.2  馬なり余力
ウッドチップコースで単走で追い切り。
前半はゆったりとしたペースで進み、終いは馬なりで軽く脚を伸ばし、余力を残してゴールしました。
動きはスムーズで、順調にペースアップできています。
今のところ、次走は10/26新潟(土)障害オープン(芝2850)に向かう予定で、
更に追い切りを重ね、出走態勢を整えていきます。
「帰厩後1本目なので、まずは軽めに追い切りましたが、良い感じに動けていました。
以前に比べて、いくらかトモの筋肉が増したように映り、動きも力強くなってきたように感じます。
坂口騎手が療養中のため、次走は石神深一騎手に依頼しました。
来週から障害練習を行い、感触を掴んでもらいます」(菊川先生)



5歳レディベルはケイワンステーブル
やや負荷を強め、現在はダク800mとハッキング1200mに加えて、軽めキャンターを1600mほど乗っています。
動きは変わらずスムーズで、調教後も蹄に痛みの反応はなく、歩様も問題ありません。
まだ排膿していませんが、このまま問題なければ、徐々にペースを上げていく予定です。


5歳スペシャルナンバーは9日、栗坂稍  56.3 40.1 25.6 12.2 強めに追う
坂路、単走で追い切りました。
前半はゆったりとラチ沿いを進んでいくと、じわっとペースアップ。
最後は馬場の中ほどに持ち出し、軽く脚を伸ばしてきました。
終い重点とはいえ、なかなか速い上がりをマーク。降雨の影響もあって馬場が重く、これだけ走れていれば十分です。
変わらず動きは良好でした。歩様に硬さも感じられず、体調面もまったく問題ありません。
これなら次も良い状態でレースに向かうことができるでしょう。
様子を見ながら本数を重ね、態勢を整えていきます。
来週の京都(土)ダート1200に出走予定です。
「1週前になるので終いだけ少し伸ばしておきました。変わりないですね。
馬場は悪かったですが、このくらいは楽に動けますよ。調子落ちはありません。
今週も変則開催になるので、最終調整は月曜日に済ませるつもりです。
そのあとは微調整して競馬に向かうことになると思います。
展開が向くかどうかというのはありますが、頑張ってほしいですね」(助手)




2歳はアルマデオロがゲート試験に合格し、11月デビュー予定となりました。
3歳勢が中央から姿を消した今、古馬勢がそれまで支えるしかありません。

来週はスペシャルナンバー。
初勝利をあげたころとちょっとイメージが替わり、
しっかり脚を貯めて末脚勝負の形がハマるようになりました。
展開に左右されてしまいますが、力はあります。

再来週はスピアヘッド。
坂口智康騎手は先月のレースで骨折し、療養中ということで
石神深一騎手にお願いすること言うことです。
振り返ってみれば、坂口智康騎手も、草野太郎騎手骨折の乗り替わりでした。
やはり、障害ジョッキーはとりわけ怪我と隣り合わせなのだと実感します。
減量がなくなってしまうのはマイナス要素ですが、
障害トップジョッキーの手綱さばきに期待します。

レディベルはまだ復帰できませんが、
使用期限が迫っているので、そうのんびりもしていられません。
引退前にもう1勝、期待しましょう。



  
Posted by 浦河深之 at 18:29Comments(0)休養馬・未出走馬在厩馬

2024年10月09日

アルマデオロ、ゲート試験一発クリア!【今週の2歳馬】

2歳アルマデオロは9日、栗E稍  14.1 ゲートなり
先週の後半の内容が良かったことから、練習を兼ねてゲート試験に臨みました。
坂路を普通キャンターで1本上がったあと、吉村誠之助騎手に乗り替わり。入りはスムーズで駐立も問題ありません。
発馬はワンテンポ置いてからでしたが、出てからのダッシュは良好。スッと加速していきました。
2本目は多少入りをごねましたが、特に気にならない程度。枠内では大人しくしていました。
そこからはタイミング良く、ポンと好スタート。鞍上が軽かったとはいえ、一気に僚馬2頭を突き放していきました。
どこか注文をつけるようなところはありません。見事、1発で合格しました。
このあとは徐々に負荷を強め、デビューの態勢を整えていきます。
11/10京都(日)芝2000・混を目標に調整していく予定です。
「1本目は少し遅かったですが、2本目は大丈夫。二の脚はすごく速かったですね。
やっぱり良いものを持っていますよ。まずは負担を掛けずに試験をクリアできて良かったです。
競馬まではまだ時間があるのでじっくりと進めていきます」(清水先生)。
「週末も56秒くらいで追っていますが、まだまだ時計が出そうな手応えで走っていました。
トモに緩さはありますが、良い背中をしていますよ。それに、なにより性格が良いんです。
攻めてきてもピリピリしないし、走ることには前向き。このあたりお兄さんのシュガークンに似ていますね。
さすがシュガーハートの仔といった感じです。お父さんの代表産駒になれるような活躍をしてくれると良いですね。
良い結果が出せるように頑張ります」(助手)




2歳フェブルアーリアは小国スティーブル
屋外のウッドチップコース主体にハロン20秒くらいのキャンターを3600m、
週1回は終い2ハロンを14-14で乗ってきました。
14-14調教を取り入れてからも反動が出ることはありません。
最近は馬体にメリハリが出てきて、順調にステップアップしている様子が窺えます。
なお、今後の入厩に向けた調整は宇治田原優駿ステーブルで行うため、
8日、小国スティーブルを出発し、9日、到着しました。


2歳ヴェルサイユドールはチャンピオンヒルズ
若干馬体が寂しくなってきたこともあり、この中間は坂路入りを控えています。
角馬場中心に口向きや体の使い方を教えるように乗り込んできました。
また、週1回はフラットコースにも入れていますが、ハミを掛けても以前ほど嫌がるところは見せていません。
かなり力んでいましたが、なんとか我慢することができていました。
まだ完全に払拭されたとはいきませんが、着実に成果は表れてきたようです。
あとはこれの積み重ね。段階を踏んで上向いてきてほしいところです。
体つきと相談しながらメニューを組み、更なる良化を促していく予定です。馬体重は464㎏。
「先週の計測で454㎏。少し減っていたので時計は止めておきました。
大きな変化はないですが、左右どちらの手前でもスッと出せるようになってきましたね。
スピードはあるので、これでもっと体を上手く使えるようになったら更に良くなりそう。
バネがあるし、良いものは持っていると思います。
久しぶりにコースにも入れていますが、かなり力んでいたけど辛抱は利いていました。
少しずつ良くなってきましたね。体つきを見ながら時計を出して、徐々に進めていきます」(担当者)



2歳グレートセンスは吉澤ステーブル
現在は、BTCの様々なコースでハッキングを乗った後、
ウッドチップの屋内坂路でハロン18秒を上限としたキャンターを1000m乗っています。
坂路をハロン18秒くらいで乗るようになっても、フットワークはスムーズで、
脚元を気にする素振りもありません。今後は、坂路の終いを強めに乗ることを検討していきます。





アルマデオロは無事にゲート試験をクリアしました。
デビュー予定も11月10日と発表になり、いよいよ本格的な調教スタートです。
気温も一気に涼しくなり、今日は春以来の初長袖の着用となりました。
競馬日和がいよいよ到来です。
ここからはデビューまでノンストップで行きましょう。


本州への移動3番目となったのはフェブルアーリアでした。
姉ミッドナッツソルが残念ながら中央を勝ち上がれず、
オーナーが替わって金沢競馬に移りました。
さて、父がサートゥルナーリアに替わって、弟はどうでしょう。
まずは入厩に向けてのトレーニングを乗り越えてもらいます。

北海道に最後まで残ったのはグレートセンス。
蟻洞でペースが落ちてしまったものの、治療と並行して調教も進めていたので、
遅れも最小限に収まったかもしれません。

ヴェルサイユドールは本州に来てから時間をかけています。
こちらも、涼しくなったことでペースが上がるかもしれません。
いろいろと課題はあるようですが、レースに向かう前にしっかり克服しておきましょう。

  
Posted by 浦河深之 at 18:15Comments(0)休養馬・未出走馬在厩馬

2024年10月04日

あれから2年【今週の4歳馬・出走馬】

4歳ビターゼノビアは2日、美南坂良  54.3 40.0 26.0 12.8  一杯に追う
古馬3勝一杯と同入
坂路で併せ馬で追い切り。テンから並んで進み、終いは強めに追われ、しっかり伸びて併入しました。
動きは変わらずスムーズで、力を発揮できる状態に仕上がっています。
「終いしっかり追われて、最後まで止めずに走れていました。
一番良い頃に比べると物足りなさはありますが、悪くない動きだったと思います。
馬体や息はこれできっちり出来上がったと思いますし、
あとはレースでいかに気持ちを切らさずに走れるかですね。
1キロだけですが、斤量減の効果にも期待しています」(手塚先生)

日曜日東京12レース、ダート1600m 3歳以上2勝クラス平場戦に、55キロ横山琉人騎手で出走します。


4歳クレセントウイングは吉澤ステーブルEAST
元気一杯に動けており、体調も問題ないことから、徐々にペースを上げて調整しています。
現在はハロン17~18秒ペースで乗り込んでおり、動きはスムーズで、調教後も馬体にも異常は出ていません。
気温が落ち着いてきたこともあってか、大分毛艶が良くなっており、馬体の張りも良くなってきました。
様子を見ながら更に負荷を強め、帰厩態勢を整えていきます。





2年前の10月16日、ビターゼノビアは東京競馬第4レースで新馬戦に優勝しました。
出走頭数15頭。ビターゼノビアを除く14頭のうち、
未勝利に終わったのは4頭。他は全て中央で勝ち名乗りをあげました。
5着だったタマモロックはオープン、
6着だったベルウッドグラスとしんがりだったダスクはともに準オープンに出世しました。
ビターゼノビアはまだ2勝クラス。
1年前に2着に降したファミリークレストは今年4月に2勝目をあげ、
今年6月に続き通算4度目の対戦となります。

あの時5馬身差つけていたアドバンテージはとっくになくなりました。
今や追う立場です。
早熟、という言葉で片づけてしまうのはあまりに悲しいです。
まだまだいけるでしょう。いってもらいましょう。

  

2024年10月02日

越年必至か 【今週の2歳未入厩馬】

2歳フェブルアーリアは小国スティーブル
引き続き、屋外のウッドチップコース主体にハロン20秒くらいのキャンターを3600m、
週2回は終い2ハロンを15-15で乗っています。
この中間には、終い2ハロンを14-14で乗る日を設けました。
軽く促しただけでスッと反応し、ラストまで力強い脚取りで駆けていました。
また、運動後の息も乱れは少なく、着実に体力が強化されているようです。
今後は、週1回の14-14調教を継続し、より一層の良化に努めます。
現在の馬体重は455kg。


2歳ヴェルサイユドールはチャンピオンヒルズ
口向きの矯正を図ることを目的に、この中間は角馬場でのフラットワークをメインに調整。
坂路入りは週1回にして、その時は馬にストレスを掛けないようにサッと時計を出しています。
まだ手先だけでチョコチョコと走っていますが、54秒台であれば余裕の手応え。
これから体を上手く使えるようになれば、もっと良い動きを見せてくれそうです。
ただ、ハミ受けや左右のバランスという点では良化途上。もう少し時間は掛かりそうです。
当面は今くらいのメニューを継続し、基礎的なことをもう1回教えていく予定です。
「普通キャンター程度ならある程度辛抱できるようになってきました。
でも、15-15近くになるとダメ。今はごまかしが利いても、それでは先々良くないですからね。
先週からは角馬場中心にいろいろなことを直しています。
ハミ受けや体の使い方はスローですが、良くはなってきました。
今の状態で54秒が出るのだから、ものは良いんだと思います。
幸いまだ時間はありますし、今のうちに良くしていきたいですね」(担当者)



2歳グレートセンスは吉澤ステーブル
この中間から乗り運動を再開しました。
場内の角馬場でダクやハッキングから始め、現在はBTCの屋内の直線ウッドチップコース主体に
ハロン20秒くらいのキャンターを2000m乗っています。
キャンターを乗っても、ウォーキングマシーン運動の時と同様に、左前肢を庇う仕草は見られません。
引き続き蹄の確認とケアを行いながら、段階的に運動の負荷を上げていきます。
現在の馬体重は522kg。


(レポート内容は10/1現在)




ヴェルサイユドールは北海道ではそれほど指摘されていなかった走り方の点で
まだ矯正する余地があるようです。
グレートセンスは左前の蹄に蟻洞で一息入りましたが、
それほど悪くならずに済みそうでよかったです。
進捗が一番遅れているフェブルアーリアも、自身のペースで確実に前進しています。

・・・うーん、アルマデオロに続くのはまだ先かな:-P
出来れば年内にデビューしてほしいですが、この調子では越年かもしれません。
  
Posted by 浦河深之 at 18:17Comments(0)休養馬・未出走馬

2024年09月25日

センティフォリア23、満口御礼【今週の1歳馬】

ローラズライト23(父Gun runner、牝)は20日にシュウジデイファームに移動しました。
矢野牧場では、休むことなく昼夜放牧を続けてきました。
初仔ながら十分なサイズ感の馬体は、春先はややスッキリしていましたが、
夏を迎えた辺りから、ぐんぐん成長しています。
胸が深くなり、腹袋はどっしりし、トモには幅が出てきました。
パワーを要する米国のダートのGⅠを6勝している父の特徴が色濃く出てきた印象で、
筋肉量が増え、ボリューム感が増し、パワフルで迫力が出てきました。
成長に伴って、素軽さが目立つキビキビとした脚捌きには力強さも兼ね備わりました。
ここまでの成長には非常に好感が持てます。
なお、移動後のシュウジデイファームでは、環境の変化や新たな生活リズムに慣れるように努めています。
近いうちに馴致を開始する予定です。


ボイルトウショウ23(父ビッグアーサー、牝)はシュウジデイファーム
8月上旬と早めにシュウジデイファームへ移動したことで、
環境の変化や生活リズムに慣れさせる時間を十分に充てることができました。
新しい担当者とのコミュニケーションをしっかり取り、信頼関係を築けたことで、
馴致は時間を掛けずに終えました。現在は屋根付きのロンギ場でダクやハッキングを乗っています。
3頭で運動を行っている中、終始集中して取り組めています。
今後も、ハミ受けやフォーム固めを意識しながら乗り馴らすとともに、基礎体力の向上に努めていきます。
胸前から肩周りの厚みがグッと増し、トモは更に丸みを帯びてきました。
一段とトップスプリンターの父に似てきており、力強さに溢れています。
本格的な調教を開始した時に、どのような動きを見せてくれるのか楽しみです。


センティフォリア23(父デクラレーションオブウォー、牡)は吉澤ステーブル
綺麗なラインを残しながら、フレームが一回り大きくなっています。そこにしっかり筋肉が付いてきました。
首差しが太くなり、腹袋はどっしりしています。また、トモの厚みが増し、パワフルさが加わってきました。
馬体の成長とともに、踏み込みも力強くなってきました。
吉澤ステーブルに移動後も、新しい環境にすぐに慣れ、時間を要さず馴致を開始しました。
理解力があり、何事にも前向きな姿勢で取り組めるため、背馴らしまでとんとん拍子に終えました。
現在は、場内の角馬場でダクやハッキングを中心に10頭ほどの隊列調教を行っています。
騎乗を開始してからも、その姿勢が変わることはありません。
真面目で積極的な性格は、今後トレーニングを進めていく上で強みとなるでしょう。


スズカグラーテ23(父ナダル、牡)は様似町軽種馬共同育成センター(BTC前)
8月上旬に馴致を開始。非常に物覚えが良く、乗り馴らしまで至極順調に終えることができました。
3日にBTC前の厩舎に移動した後も、環境の変化に戸惑う様子はありません。
また、新しい担当者にもすぐに打ち解けました。
現在はBTCの様々なコースを利用し、速い時にはハロン23秒くらいのキャンターを乗っています。
初めて調教を行う場所で物怖じすることはなく、常に堂々としています。
10頭ほどの隊列調教を行った際、どのポジションに入れても同様で、
一定のリズムで走れる様は、古馬のような風格さえ感じます。
体全体の厚みが増し、特にトモは惚れ惚れするほどボリュームアップしてきました。
少しずつ運動の負荷を上げ、更なる馬体の成長や基礎体力の強化に努めていきます。


ウェイトゥヴェルサイユ23(父コントレイル、牝)はグランド牧場(ファンタストクラブ内)
グランド牧場ハーモニーファームでは、昼夜放牧を行ってきました。
順調に夏を越し、背丈が伸び、体に幅が出てきました。
品の良さはそのままに、一段と洗練された印象です。
いつものんびりしたマイペースの性格は、放牧地で他の馬の行動に左右されることはありません。
周囲とはどこか違う雰囲気を醸し出しているためか、本馬に絡んでくる馬も少ないようです。
期待の大きい一頭は、それに違わぬ成長を見せています。
育成場に移動後も順調の一言に尽き、異なる環境下に置かれても、動じるところは見せていません。
馴致でも手が掛からず、スムーズに騎乗を始められました。
現在は、屋根付きのダートコースを複数頭で縦隊を組んで乗り馴らしを行っています。


(レポート内容は9/24現在)



1歳出資馬の初レポートが届きました。
毎度のことながら、リップサービスいっぱいで(笑)
とりあえずは、大きなアクシデントなくここまで来たことで良しとしましょう。

先週20日に、センティフォリア23が愛馬3頭目の満口御礼となりました。
400口と多かったのでどうかなと思いましたが、一口25000円というのもよかったのでしょう。
ご一緒される方、よろしくお願いします。
同じ矢野牧場生産のローラズライト23も、同じ20日にシュウジデイファームに移動し、
これで全馬牧場を離れて競走馬としての育成モードに入りました。
次のレポートが待ち遠しいです。


  
Posted by 浦河深之 at 18:11Comments(0)休養馬・未出走馬

2024年09月20日

スペシャルナンバー、突き抜けろ!【今週の5歳馬】

5歳スペシャルナンバーは18日、栗坂良  60.4 43.7 29.0 14.7 馬なり余力
ラストは14秒7が出ていますが、普通キャンターが全体的に少し速くなっただけ。
追い切ったわけではありません。
僚馬に真後ろから突かれたこともあって終始手応え良く走っていました。
先週が変則開催だったこともあり、最終調整は月曜日に消化。
馬なりのまま追走先着と良い動きを見せていました。
仕上がりに問題はなく、差す競馬も1戦ごとに板に付いてきています。
少しでも流れが速くなってくれれば、更に上位進出も望めることでしょう。
「先週が変則開催だったこともあって、先生とも相談して最終追いは月曜日に済ませておきました。
動きは悪くなかったですよ。
使っている馬なので大きな上積みはどうかですが、状態はしっかりと維持しています。
あとは差しが決まる流れになってくれたら。
メンバーがどうかですが、頑張ってほしいですね」(助手)

19日、栗坂良  59.9 43.5 29.1 15.0 馬なり余力
時計として計測されていますが、18日と同様に少し速くなっただけです。
それだけ元気が良いということでしょう。仕上がりに問題はありません。
中京(日)12R ダート1200m 3歳以上2勝クラス平場戦に、西村淳也騎手で確定しました。


5歳レディベルはケイワンステーブル
ここまでの症状から、追い切り時に前後の蹄がぶつかって右前の蹄に内出血が起きていると推測され、
獣医師や装蹄師と相談し、内部に残っている血を排出させることで良化を促すことになりました。
薬剤を染み込ませたガーゼを蹄底に当ててケアしながら、短時間の常歩を行って排膿を促しています。
しばらくは同様のメニューを続けて排膿するのを待ちます。


5歳スピアヘッドは吉澤ステーブルEAST
引き続き、週に2回の頻度でハロン17秒を上限としたキャンターで乗り込んでいます。
動きは変わらずスムーズで、脚元にも異常は出ていません。飼い喰いも落ちておらず、体調は良好です。
気温の下がり具合を見ながら15-15を開始し、帰厩態勢を整えていきます。現在の馬体重は452kg。




レディベルは思っていたより重い症状のようで、時間がかかりそうです。
タイムリミットがあるだけに、気ばかり焦ってしまいますがこればっかりは仕方ありません。
おとなしく治るのを待ちましょう。

スペシャルナンバーは前走の終いの脚を見てしまったら、
今回は期待しないわけにいきません。
鞍上も同じ西村騎手。わかってますよね(笑)
  

2024年09月17日

アルマデオロ、いつでもOK!【今週の2歳馬】

2歳アルマデオロはチャンピオンヒルズ
引き続き、週1回、15-12で時計を出しています。終いで少し気合いをつける程度。
このくらいであれば楽に動けるようになってきました。
以前は多少左右のバランスの悪いところもありましたが、
今ではふらつくこともなくまっすぐに走れるようになっています。
大分、動きが安定してきました。
また、攻めてきても体が減ることはなく、気持ちの面で落ち着いているのは好印象。
順調に良くなってきたと考えて良いでしょう。
なお、清水久詞先生からは「そう遠くないうちの入厩を考えている。
いつでもいけるようにしっかり乗り込んでいくように」と改めて指示が出ています。
このまま緩めないように負荷を掛け、移動に備えていく予定です。馬体重は492㎏。
「しっかり動けていますね。このくらいの時計なら楽に出ます。
そこまで馬力型という感じでもないし、軽い芝ならもっと良さそうな印象ですね。
シルエットや顔を見ても子供っぽさが残っていますし、これから更に良くなってきそうですよ。
下地はできていると思います。声さえ掛かればいつでも入厩させて大丈夫そうですよ」(担当者)



2歳フェブルアーリアは小国スティーブル
引き続き、屋外のウッドチップコース主体にハロン20秒くらいのキャンターを3600m、
週2回は終い2ハロンを15-15で乗っています。
前回の計測で馬体重が大幅に増加したのは、背丈の伸びに加え、
背中に筋肉が乗ってくる等の成長分です。
体形に変化が見られる中でも、これまでと同様に力強いフットワークで
駆け抜けることができているのは、力がついてきた証しでしょう。
今後は終いを14-14で乗る日を設けることで、更なる良化に努めます。


2歳ヴェルサイユドールはチャンピオンヒルズ
少しずつ運動量を増やし、ペースを上げてきましたが、口向きの悪いところが見られました。
ハミに敏感で少しでも当たると左を向いてしまいます。
体を上手く使えず、手先だけでチョコチョコと走っていました。
背中やトモの肉付きに物足りない感があったのは、このことが原因と思われます。
そのため、この中間は課題をクリアすることを意識して調整。
その甲斐もあって大分良化してきました。
まだしっかりと屈撓することは苦手ですが、フラットワークでは
まっすぐ前を向いて走れるようになっています。
教えたことをちゃんと学習してきました。
現在のメニューはコースでウォーミングアップしたあと、
坂路をハロン18-16秒で1本。今後もひとつずつ修正しながら全体的な底上げを促していく予定です。
「先週の感じだと時間が掛かるかと思っていましたが、
大分ハミ受けはましになってきましたね。一歩前進といったところです。
これから体を使えるようになって背腰やトモに筋肉が付けば、
フォルムも走りも変わってくるでしょう。
しばらくは基礎的なことをしっかり教えるように調整していきます」(担当者)



2歳グレートセンスは吉澤ステーブル
この中間に、装蹄師が左前肢の蟻洞の状態を確認したところ、
「左前を庇う仕草はなくなりました。これなら軽めの運動を開始しても、問題なさそうですね。
治療を継続しながら、様子を見ていきましょう」
との所見を得ました。
そのため、現在はパドック放牧とウォーキングマシーン運動を30分くらい行っています。
運動を再開した後も、歩様に乱れは出ていません。
このまま蹄の状態を見ながら、徐々にマシーン運動の時間を延長していきます。


(レポート内容は9/17現在)



前回アクシデントのグレートセンスは改善傾向、
ヴェルサイユドールはハミ受けに課題があったようですが、
こちらも改善に向かっているようで何よりです。

兄シュガークンが屈腱炎で戦線離脱のニュースがあったアルマデオロ。
弟は順調に調整されて、課題も徐々に解消。
入厩が近づいて来ました。
我が愛馬勢は気がついたら大分減ってしまいました。
2歳勢もやや出遅れており、そんな中でも一番進んでいる
アルマデオロに期待がかかります。
関西馬なのでなかなか応援の機会はないかもしれないですが、
府中の特別や重賞で応援できるのを願ってます。  
Posted by 浦河深之 at 19:03Comments(0)休養馬・未出走馬