一口馬主やってます＠静岡（競馬微毛地帯）

1歳募集馬の近況が9/20で更新されました。


ジプシークイーン18（父ドゥラメンテ、牡）は 吉澤ステーブル。
吉澤ステーブルへ移動後も、環境の変化に戸惑う様子はほとんど見られませんでした。
当歳の頃にセリを経験したり、その後も他牧場への移動を何度も経験していることが
自然と環境への順応性を高めているのでしょう。
以前居た藤原牧場のスタッフが「凄く素直で、とても扱い易い馬です」と評していたように、
しつけが行き届き、善悪の判断がきちんとできる賢さも魅力。
少し太めだと感じるくらい、馬体に厚みが出ており、ボディコンディションは上々です。
状態面等と相談しながら、徐々に騎乗馴致へと入っていきます。


ホワットアスポット18（父アメリカンファラオ、牝）は服部牧場。
引き続き、昼夜放牧を行っています。
皮膚感が良く、黒光りする漆黒の馬体からは雰囲気の良さが際立ち、非常に垢抜けています。
上質な筋肉がぎっちり詰まっているのでしょう。
トモ幅、腹回り、そして胸前とどこを見ても文句をつける箇所が見当たらりません。
放牧地で見せるゴム毬のようなバネが利いた動きを見ていると、本馬への期待はさらに増幅します。
ここまで期待通りの成長を見せており、馴致・育成を行う予定のシュウジデイファームに、
良い状態で移動できるでしょう。


ワンダーフィリー18（父ハーツクライ、牡）は三嶋牧場（西舎共同育成場）。
三嶋牧場富川分場で昼夜放牧を行っていましたが、先週の中間に、西舎共同育成場内の三嶋牧場に移動。
現在は、環境の変化に慣れるように努め、馴致を始める準備を進めています。
元々、馬格がありましたが、最近の成長曲線の上昇には目を見張るものがあります。
胸幅やトモの厚みは、一段と増しています。
各部位に付いた筋肉は、本馬の力強さの原動力となり、担当者からは
「馬を引いていても、その変化を感じることができる」との言葉が聞けています。
今後益々の成長に注目してほしい一頭です。


クイーンオブナプレス18（父ルーラーシップ、牝）はパイオニアファーム。
パイオニアファームへ移動した後の環境の変化にもすぐに慣れ、食欲は至って旺盛。
現在は、ウォーキングマシーン運動を行うためのスクーリングや洗い場に入れる等の
馴致を始める準備を進めています。
春先は四肢がスラッと伸びた体形をしていましたが、各部位に筋肉がしっかり付いてきたことで、
バランスの取れた格好になってきました。急勾配のある放牧地で鍛えられた筋肉は本物でしょう。
今後はウォーキングマシーン運動の時間を延長していく等、
馴致を行っていくための基礎体力の向上に努めていきます。




初の１歳馬レポートは、アクシデントの報告なく一安心。
くすぐったくなるような表現が並びますが、まあそこは、まだ満口になっていない馬も多く＾＾；
リップサービスの類込ということで。
毎年のことながら、これらをすべて真に受けてしまえば
どの馬もオープンクラスの活躍をしてくれそうですが、現実は厳しいもの。
全馬とも、まずはデビュー、そして１勝を挙げるのが最初の目標です。

これから馴致、そして運動が始まれば今までのようなサービストークだけでは
済まなくなってくるでしょう。
一つ一つ乗り越えて、１年後には競馬場に姿を見せてくれるのを待ってます＾＾