2009年09月18日
思い出の愛馬(15)〜蹄に泣く・フルヴィクトリー〜
フルヴィクトリー父フサイチコンコルド 母ストロークト 母の父Riverman
2000年4月16日生・牡・鹿毛・美浦・勢司和浩厩舎
成績 中央4戦未勝利(ユニオン所属時代)
地方4戦1勝
中央再登録後19戦2勝(橋本牧場時代)
(写真は募集時)

この馬、まだ現役のゴールデンメインと同期なんですが、
僕としてはこちらのほうが本命の馬でした。
父は新種牡馬フサイチコンコルド。
この手の血統と実力を兼ね備えた馬は種牡馬として大成する、
というのは僕の持論でした。
父系には強いノーザンダンサーのクロスがありますが、
母方にはノーザンダンサーがないのも好感が持てます。
馬体も当時非常に好んでいたものでした。
この年欲しかったのは父内国産馬でしたので、
その意味でもぴったりでした。
2歳の7月に入厩するも熱発ですぐに天栄トレーニングセンターに戻され、
9月に再入厩し、ゲート試験にも合格、デビューに向けて
調教を重ねていましたが、
蹄の状態が悪化し、10月に再度放牧に出て、爪の生え変わるのを待つことになります。
その後も熱発、蹄、疝痛などのアクシデントを繰り返し、
三度帰厩したのは3歳の5月になってからでした。
6月にデビュー。
デビュー戦は12着(18頭)でしたが、2戦目は3着、
8月の4戦目では1番人気で2着になるなど、
初勝利はもうすぐ目の前まで来ていました。
ところが…
ここでまた、蹄の状態が悪化してしまいます。
再度生え変わるのを待っていては未勝利戦が終わってしまうということで、
この段階で登録抹消が決まってしまいました。
同期のクロニカは翌年の6月まで出走こそなかったものの
現役でいたために、再ファンド制度を利用することが出来たのですが、
フルヴィクトリーはこの段階では再ファンド制度というものがありませんでした。
生産者の橋本牧場さんも、何とかならないかと動いてくれたようですが
(ツアーで聞いた話です)
結局結果は変わりませんでした。
しかし、フルヴィクトリーは走り続けます。
ユニオンでの登録を抹消されたあと、生産者の橋本牧場さんが新しい馬主さんとなり、
蹄を治してから4歳の7月、公営水沢で再デビューを果たすとあっさり優勝を飾ります。
水沢と盛岡で4戦すると、満を持して中央再登録。
4歳の12月、中京の尾頭橋特別(500万)を12番人気ながら4着に好走。
その後5戦で2着を3回重ねたあと、
中央復帰7戦目の鳴海特別(500万)で待望の中央初勝利を飾ります。
5歳になり、3月に再び中京の500万、美濃特別を優勝します。
しかし、まだそれでも500万条件ということで、
この年は人気を背負ったレースが続きましたが結局勝てませんでした。
その後の詳しい状態はあまりわかりませんが、
橋本さんによると「フサイチコンコルド産駒はあまり長く好調が続かない」
とのことで、休養を挟みながらの競走生活が続きます。
きっと、蹄のこともあったでしょう。
結局、2勝目のあとは2着4回、3着1回と成績を重ねたものの、
500万クラスを卒業することはできず、一昨年のレースを最後に
昨年2月に8歳で引退しました。
もし、再ファンド制度があと1年早く始まって
ユニオンに所属したままこの成績を残したのなら、
中央復帰後はどんなにワクワクして競馬を見たことでしょう。
もし、登録抹消させないで500万に挑戦させていたら…
もし、4戦目で勝てていたら…
もし、…
たらればを言っても仕方ないのは百も承知ですが、
それを言わないことには気がすまない、そんな馬でした。
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フルヴィクトリー、引退
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(写真は募集時)

この馬、まだ現役のゴールデンメインと同期なんですが、
僕としてはこちらのほうが本命の馬でした。
父は新種牡馬フサイチコンコルド。
この手の血統と実力を兼ね備えた馬は種牡馬として大成する、
というのは僕の持論でした。
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母方にはノーザンダンサーがないのも好感が持てます。
馬体も当時非常に好んでいたものでした。
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その意味でもぴったりでした。
2歳の7月に入厩するも熱発ですぐに天栄トレーニングセンターに戻され、
9月に再入厩し、ゲート試験にも合格、デビューに向けて
調教を重ねていましたが、
蹄の状態が悪化し、10月に再度放牧に出て、爪の生え変わるのを待つことになります。
その後も熱発、蹄、疝痛などのアクシデントを繰り返し、
三度帰厩したのは3歳の5月になってからでした。
6月にデビュー。
デビュー戦は12着(18頭)でしたが、2戦目は3着、
8月の4戦目では1番人気で2着になるなど、
初勝利はもうすぐ目の前まで来ていました。
ところが…
ここでまた、蹄の状態が悪化してしまいます。
再度生え変わるのを待っていては未勝利戦が終わってしまうということで、
この段階で登録抹消が決まってしまいました。
同期のクロニカは翌年の6月まで出走こそなかったものの
現役でいたために、再ファンド制度を利用することが出来たのですが、
フルヴィクトリーはこの段階では再ファンド制度というものがありませんでした。
生産者の橋本牧場さんも、何とかならないかと動いてくれたようですが
(ツアーで聞いた話です)
結局結果は変わりませんでした。
しかし、フルヴィクトリーは走り続けます。
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蹄を治してから4歳の7月、公営水沢で再デビューを果たすとあっさり優勝を飾ります。
水沢と盛岡で4戦すると、満を持して中央再登録。
4歳の12月、中京の尾頭橋特別(500万)を12番人気ながら4着に好走。
その後5戦で2着を3回重ねたあと、
中央復帰7戦目の鳴海特別(500万)で待望の中央初勝利を飾ります。
5歳になり、3月に再び中京の500万、美濃特別を優勝します。
しかし、まだそれでも500万条件ということで、
この年は人気を背負ったレースが続きましたが結局勝てませんでした。
その後の詳しい状態はあまりわかりませんが、
橋本さんによると「フサイチコンコルド産駒はあまり長く好調が続かない」
とのことで、休養を挟みながらの競走生活が続きます。
きっと、蹄のこともあったでしょう。
結局、2勝目のあとは2着4回、3着1回と成績を重ねたものの、
500万クラスを卒業することはできず、一昨年のレースを最後に
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もし、再ファンド制度があと1年早く始まって
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Posted by 浦河深之 at 19:48│Comments(0)
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